代表より
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安達原玄

代表挨拶

特定非営利活動法人 曼荼羅 祈り写仏の会(まんだらしゃぶつのかい)の理事長をしております、安達原玄(あだちはら げん)と申します。

これまで数多くの皆様とともに、御仏を描かせていただくことの有難さを無上のよろこびとしてまいりました。

写仏とは、仏の御心や教えを、筆や紙などをご縁として、私たちの中に写す願いと祈りの「行」だと思います。筆を一本もてば、いやなことや悔しいことはみんなすっかり忘れてしまう。そこにはもう仏様と向かい合っている自分がいる。そういう魅力が写仏にはあります。

写仏には絵画の専門知識や経験がなくとも、誰もが日常の中で取り組むことができます。私自身も宗教家でも仏画の師についたわけでもなく、写仏に出会ったときは普通の主婦でした。それでいながら、何十回も同じところを塗りなおし、無の境地にいたらないと本当にいい色が出てこないという、奥深さが写仏にはあります。

私の周りには、写仏と出会って変化した人が数多くいます。

写仏によって、「家族を亡くした悲しみから救われた」、「アルコール依存症から立ち直れた」、「死への恐怖がなくなった」という、大きな心の変化を経験した方がたくさんいらっしゃいます。「孫が自分が描いた写仏に自然に手を合わせてくれた」というお話も聞きます。

そうした皆様との出会いを重ねるうちに、「一人でも多くの方に、自分の心の底にある慈悲ややさしさに気づき、自らの生き様に向かいあうことのできる写仏に触れる幸せを感じていただきたい」と考えるようになりました。

今、私たちは八ヶ岳の麓、「八ヶ岳まんだらの郷」を創りたいという夢をもっています。

この夢の実現に向けて、命の続く限り、力いっぱい努力したいと念じております。 ぜひ皆様のお力添えをお願いします。

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